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Shin
koumyouji

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仏様について

About Buddha

本尊阿弥陀如来坐像

作   松久朋琳・松久宗琳 
截金  松久真や

阿弥陀如来は西方極楽浄土の教主
【別名】
​無量光仏(アミターバ)無量寿仏(アミターユス)

「無量寿経」によれば、阿弥陀はもともとはインドの
王子様であった。世自在王如来という仏の説法に接し
出家をし、法蔵菩薩となる。
世自在王如来が法蔵の為に多くの諸仏の国土を現して
見せたところ、それらの長短を五劫という長い時間、
思惟したのちに四十八の願をかけ仏になることを誓い、修行をして大願を成就した。

法蔵菩薩が仏と成った名が阿弥陀如来。その四十八願のなかでも第十八願は「我が名(念仏)を唱えるものは
必ず極楽浄土に生まれる(往生する)」というもので
王本願と言われ最も大切な願とされる。​

新光明寺別院
本尊阿弥陀如来立像

静岡市葵区伝馬町にある新光明寺の本尊として、
迦葉館ビルの7階本堂に祀られている阿弥陀如来。
​ヒノキ材の割矧造で過去にX線写真を撮影した際に
頭部の眼の部分は蛇腹状の押さえ具によって固定されていることや、胸部中央には木製の五輪の塔が籠められていることがわかっている。

​本像の頬の張った強さのある顔立ちは
快慶作:奈良・西方寺阿弥陀如来立像を想起させるのみならず、衣端を左腕にかけ、肩に紐を表した特徴的な
袈裟の着方まで通ずる。
一方で、覆肩衣と袈裟とによって構成される胸前の
衣縁の形式、すなわち襟の左右二ヵ所に
衣のたるみつくる形は、快慶晩年の作風と共通する。

​快慶作と断言はできないものの、本像は快慶派の仏師によって、快慶無位時代の作風を強く意識しながら、
建暦二年ごろ以降に制作されたと考えられている。

(奈良国立博物館 山口隆介氏)

国指定 重要文化財
​浄土宗宝指定

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仏母准胝観音

(チュンディ)

チュンディとは清浄を意味する。
宿場町伝馬町に祀られていたことで、
古くから旅の道中の交通安全を願って
祀られていた観音様。
​様々な魔障を砕き、日輪の如く衆生を照らし、
人々の苦悩を断つともいわれる。

≪ご利益≫​ 安産・子授け・長寿

縁起詳細 → 

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馬頭観音

(ハヤグリーヴァ)

参道の入り口右手にいらっしゃる仏様。
宿場町伝馬町に祀られていたことで、
古くから旅の道中の交通安全を願って
祀られていた観音様。
​様々な魔障を砕き、日輪の如く衆生を照らし、
人々の苦悩を断つともいわれる。

≪ご利益≫ 交通安全​

瘡守稲荷荼枳尼天

(カサモリイナリダキニテン)

かさもりさんの愛称で親しまれている神様です。
瘡とは、天然痘、できもの、腫れ物、かさぶた、
梅毒などのことを言い、その瘡を守るということで、
皮膚病、疫病など病気全般にご利益のある神様であると考えられております。

​≪ご利益≫ 疫病退散・病気平癒・五穀豊穣

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五劫思惟阿弥陀仏

(ゴコウシユイアミダブツ)

浄土宗の本尊である阿弥陀仏はかつては法蔵という菩薩でした。

法蔵菩薩はすべての人を幸せにしたいと願い、五劫というほんとうに果てしない時間をかけて思惟をこらし、ついにその答えをみつけて悟りを開いたのです。

この特徴的な髪型は仏の特徴である螺髪(らほつ)が伸びた様子を表し、阿弥陀仏が私たち衆生の為に長い時間をかけて考え抜いたことを意味します。

阿弥陀仏は私達に寄り添って下さり、私達の為に悩んで下さる大慈大悲の仏様です。その御前に置かれた蓮台へ座り念ずることで皆様の悩みもきっと晴れていくことでしょう。

 

またこの蓮台へ大切な人と座り『南無阿弥陀仏』とお唱えすることにより、後の世での再開が必ずかなうはずです。

 

衆生仏を礼すれば仏これを見給う。

衆生仏を唱うれば仏これを聞き給う。衆生仏を念ずれば仏も衆生を念じ給う。

※五劫とは

 

落語の前座噺「寿限無」の中に出てくる「五劫のすりきれ」とはこの五劫思惟のことを指します。

四十里立方(約160km)の大岩に天女が三年に一度舞い降りて羽衣ですっと撫で帰っていく。その天女の羽衣との摩擦で大岩が無くなるまでの長い時間が一劫なので、五劫はその五倍。気の遠くなるほど永い年月ということになります。

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永代供養塔

(阿弥陀如来立像)

伝馬町にある別院の阿弥陀様を写し彫られた
永代供養塔の阿弥陀如来。
​一歩踏み出したその足は私達衆生を救わんがために
踏み出されている姿であり親しみを感じさせる
お姿である。
お骨は三十三回忌まで個別に安置後、
万霊塔へ合祀されます。

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